The 28th Congress of Interasma Japan/North Asia | 第28回国際喘息学会日本・北アジア部会

ご挨拶

Greetings

会長 堀口 高彦
藤田医科大学医学部
呼吸器内科学Ⅱ講座

会員の皆様におかれましては,益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

 この度,第28回国際喘息学会日本・北アジア部会の会長を拝命いたしました。2019年9月6日(金)・7日(土)の2日間に渡り,名古屋コンベンションホール(愛知県名古屋市)にて開催させて頂きます。
 今回の学会テーマは「喘息のトータルケアをめざして」とさせて頂きました。1970年代に,気管支喘息の病態は慢性気道炎症であることが解明されてから,約50年が経過しました。この間,世界で様々な研究と新薬の開発がなされ,現在では夜間救急を受診する症例,入院症例は飛躍的に減少し,本邦の喘息死も年間1450人にまで減少してきました。しかし吸入ステロイド薬を中心とした治療に抵抗性の難治性喘息が5~10%存在すると考えられ,種々の分子病態,すなわちフェノタイプ,エンドタイプに基づいた対応がクローズアップされています。

 今回のテーマであるトータルケアについて,日本だけではなく近隣諸国の先生方を招き,世界視線でのトータルケアを学んで頂きたいと思います。喘息発症の危険因子と予防,吸入療法の重要性,難治性喘息における分子標的治療薬などを中心に特別講演,シンポジウムを企画いたします。
 是非,多くの皆様にご参加いただき活発な意見交換を交わし有意義な学術大会にしたいと考えております。奮ってご参加を宜しくお願い申し上げます。 末筆ながら,皆様方の益々のご繁栄をご祈念申し上げます。